ご挨拶

 山崎前会長から引き継ぎました渡部です.専門分野は地球や惑星の超高層大気とプラズマで,人工衛星・惑星探査機・サウンディングロケットによる観測とモデリングを行ってきました.

 第28期で運営委員が大きく入れ替わったことから第29期では16名中5名が新しい運営委員です.研究意欲に溢れ本学会で活躍している優秀な方ばかりであり,私としては彼らの研究をできる限り妨げないように学会運営を進めて行こうと考えています.本学会の使命は地球電磁気学および地球惑星圏科学に関する学術の進歩への寄与や社会還元ですが,優秀な研究者を育成することも重要な使命と考えています.本学会会員である学生や研究者がさらに活躍・飛躍できる場を提供するために,学会運営の透明性を保ち,社会に対する責任も意識しつつ学会を運営しようと思います.

 本学会をはじめ関係5学会で共同刊行している学術誌Earth Planets Spaceは,Open Access電子ジャーナルとして本学会会員の研究成果を国際的に広く発信しています.投稿数や出版論文数は増加し引用度数も上昇しています.Earth Planets Spaceの編集や運営に関わってこられた本学会員の努力によるところが大であることは言うまでもありません.しかし主たる財政である科研費からの支援は今年度で終了します.科研費からの支援で行なっている日本地球惑星科学連合の出版事業も今年度で終了します.山崎前会長が中心となり,関係5学会と日本地球惑星科学連合が共同で科研費を申請する方法を検討しました.本学会の諸先輩が築き上げた国際誌であるJGGEPSは70年ほどの歴史があります.本学会が国際誌を維持しさらに発展させるには本学会会員による論文投稿が必要です.会員の皆様の優れた論文を積極的に Earth Planets Spaceに投稿していただきますようお願いいたします.

 今後2年間,本学会と科学の発展に資するため,運営委員一同全力で活動したいと考えています.会員の皆様のご支援をよろしくお願いいたします.

第29期会長 渡部重十