太陽高エネルギー粒子(solar energetic particle)

 フレアなどの突発的太陽活動に伴って,宇宙空間で観測される高エネルギー荷電粒子(主に陽子と電子)で,特に陽子に注目して,プロトン・イベントとして報告されている 。 多くの場合,粒子のエネルギーは数100MeV以下であり,銀河宇宙線よりも低いが,入射量が大きいため,宇宙飛行士や宇宙機器に重大な影響を与える危険性があるだけでなく,地球大気オゾン層の一時的な破壊を起こす可能性が指摘されている。荷電粒子は惑星間空間磁場にガイドされながら伝わるため、太陽の西半球で発生したフレアに関連して観測されるケースが多く,フレア発生後1時間以内に地球近傍で観測される.時々地上レベルにも到達して,宇宙線中性子モニターによっても検出されることがあるが,これをGLE(ground levelenhancement)と呼ぶ。惑星間空間衝撃波に捕えられた粒子により,磁気嵐発生時に入射量の一時的な増加が見られることがある.CMEの前面に形成される衝撃波に誘導される強い電場による加速や,衝撃波との粒子との衝突による統計的加速が考えられる.定常観測は,GOESなどの静止衛星によって行われている.データは以下のホームページから取得できる.

http://julius.ngdc.noaa.gov:8080/production/html/GOES/goes5min.html


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