出来事濃尾大地震後の田中舘による地磁気測量
明治24年(1891)
内容 明治24年(1891)10月28日午前6時37分、中部地方に強い地震が起こった。これが濃尾大地震である。

この地震の直後、田中舘愛橘は現地に入り、震源地付近の地磁気測量を行った。この付近には、明治20年(1887)の全国地磁気測量の際の測定点があったので、同地点で再測量をし、データを比較することが目的であった。

この現地調査により、地震の前後で地磁気に変化があったらしいと言うことになった。そこで、更に詳しい調査を行うため、12月から翌年1月にかけて、田中舘愛橘、長岡半太郎らが中部地方の磁気再測量を行った。

これらの調査から、田中舘らは、地震活動にともなって磁場が変化した可能性が高いと報告した。

関連事項:

年表に戻る。