コロナホール(coronal hole)

 太陽コロナの広い範囲にわたって形成される低温(200万度以下)、低密度の領域で、コ ロナに穴が開いたように見えるため、この名がある(図1)。1950年代に地上からのコロナグラフ観 測によってその存在が示唆され、その後人工衛星からの極紫外線(EUV)観測によって確認された 。X線領域でも暗い領域として明瞭に見られるが、境界ははっきりしない場合が多い。N極またはS極のどちらかの磁場が、広い範囲にわたって分 布する領域に形成される。太陽の南北半球の高緯度帯では大体いつでも観測され、象の鼻 のように低緯度帯に広がってくることもある。太陽活動が高い時期には、局所的なコロナホールが見られる。
   約27日の周期で発生する回帰性磁気嵐の原因となる高速太陽風の発生源として、太陽地球系現象の研究に重要 。 黒点のような差動回転は見られない。

関連ホームページ
○SOHO衛星ホームページ http://sohowww.estec.esa.nl/
○ようこうSXTホームページ http://www.lmsal.com/SXT/homepage.html
○コロナ緑線、He 10803Aマップ http://www.nso.noao.edu/diglib/smaps.html

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